「中東にて」 菊池絵美 in the Middle East  by  Emi Kikuchi

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2016年 01月 25日

大親友が大統領と仲良くなっていた!

エジプト時代、私には大親友が2人いた。
大親友と言うかもう家族同然で、よく家に居候したし、祭日には必ず泊まりに行った。しかも2人とも男だ。


一人は、エジプト人の!君。彼を男と感じたことも、アラブ人と感じたことも一度も無い。マレーシア人の女の子と思って接してきた。

!君はタンタの、土でできた質素な家に住んでいる。祭日は必ずカイロからタンタにやってきて、彼の家に泊まり、彼の部屋を乗っ取り、彼のベッドで寝た。彼は居間で寝た・・・。彼の部屋の隣は動物を飼っており、体中がダニや蚤でぶつぶつだらけになるのだが、それでもまあよく通った。彼はスーフィー指導者の家系で、家には、その恩恵を受ける人々が良く訪れた。彼の父親は私を大層気に入り、家にお邪魔すると夜遅くまで私とおしゃべりするので、奥さんが度々怒っていた気がする・・・。

さて、彼が何を話すかというと、朝から晩まで年がら年中クルアーン秘話やハディース、スーフィー 聖者たちの逸話。それ以外の話は一切無い。それを、陽気に、笑顔で延々と話し続けるのだ。彼こそが歩くイスラーム。今ふと思い出したが、ある日彼は、警察の検問所も警察に警察と思われ素通りされる、警察から譲り受けた謎のポンコツ車を運転しながら言っていた。女性がムハンマドを訪れ、私は不倫をした、と告白した。ムハンマドは彼女を帰宅させた。後日、また彼女はムハンマドを訪れ、彼は再度帰宅させた。それが何度か続き、とうとう人々の知るところとなり、人々がシャリーアによる刑を彼女に処した、と。うる覚えだが。

ともかく、彼はアズハル大学を首席で卒業し、ダール・アル=イフター 宗教省?に暫く勤めた後、今ではアズハル大学で教壇に立っている。


もう一人はボルケナファソ人の?君。ある導師を訪れた際、彼が同じ部屋に待機していた。私に一目ぼれした?は、導師がメモした私の番号を盗んだ!

彼は既に既婚者で、子供も3人いた。超人的な理性を持ち、自分の感情を完全にコントロールできる。常に冷静で、何を話しても的確な答えが必ず返ってくる。そんな彼だから、(宗教的に婚外恋愛は無いので)日本人との結婚はありえないと理性で分かっている為、自分の恋心は心に封印し、自国の女性と結婚すると言っていた。(大概一人目は家族に従い、それ以降は自分で選ぶ傾向にある)

彼の父親はティジャーニー。
彼はエジプトで貧困地区に住み、他のアフリカ人同様「チョコレート」と大人からも子供からも馬鹿にされていた。(ヨルダンのアフリカ人も同様のことを言っていた)彼の家によく居候し、まあ色々語り合ったものだ。彼の末娘は私に良く懐き、私の帰宅時は毎回涙した。人生で初めてママ、と私を呼んだのも、彼の当時の末息子だった。

そんな彼も、段々各国を行き来する様になり、ある時はアラブ首長国連邦の皇太子を訪れ、馬一頭一頭に其々クーラー付の個室が与えられている、我々人間より良い暮らしをしている、等と話しながら大豪邸の写真を見せられたりした。そうこうしているうちに、彼が自らデザインし各国から発注した材料で、彼の地元に豪邸を建てた。正真正銘のスーフィーであるのに、超厳格なサラフィストさえそれを見破ることは無かった・・・。本当に世渡り上手!

諸事情で、誰にも告げずに、日本人の助けを借りエジプトを極秘出国したのだが、彼にだけは空港で別れの電話を入れた。絶対的信頼があったから。

彼は忘れた頃に便りをよこすのだが、数日前に久しぶりに連絡が来た。驚いたことに、アズハルの大学院を終え(卒院論文は「タフスィール学者達に見るスーフィズム」)帰国した彼は、計画通り第二婦人と結婚し、結婚式及び子供の誕生時には、国の大統領(しかもクリスチャン)が足を運び祝い、結婚式はテレビ中継されたそうだ! 子供の誕生に寄せて家に届けられた沢山の贈り物。常に彼の周りには人々が囲い、その奥には彼の運転手付の数台の車。トイレの画像まで送ってきた。?君がトイレで自撮・・・ もしかして?君、この写真便器に座りながら撮りました? なんて写真まで、私服を着た国のトップとの和やかな写真からトイレの写真まで沢山の画像を送信してきたのだった・・・。?君いつの間に有名人になったの。しかし超人的な理性と超人的な感情コントロール、そして教養に、人との振る舞いの心得と賢いやり方・知恵、それらが彼の今の地位を築いたのだろう・・・


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画像;ボルケナファソの大統領と、?君の5人目の子供。
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by Emi_Kikuchi_jp | 2016-01-25 11:25 | daily life  中東の日常
2016年 01月 24日

この世の究極の真理

長年、真理を求め、世界中の宗教 宗派を探求する旅をした。そして、スーフィズムに没頭。いつしか真理探究は、真理に導いてくれる真の聖者を見つける旅となった。その結果、真理は外に求めるものでないと悟った、とは、「全ては自分の中にある」で述べた。そして、スーフィズムの目指すものが全て記されている本を発見した。

今までのスピリチュアルの著書には真理が所々に散りばめられていたが、この本は全ての文章が真理である。


奇跡講座」 3部作 (テキスト、ワークブック、マニュアル。テキストは教科書、ワークブックは練習帳、マニュアルは参考書の様なもの。1部のみ購入されたい方はワークブックをお勧めする)


この本と、ナウシカの漫画を、私の様に世界中をさ迷うことなく人生の教科書に出来る私の子供は幸せである。子供は親が人生で苦労して学んだことを簡単に教えてもらえる、何てラッキーなのだろう!


余談だが、日本で発売されているナウシカの漫画も、インドはサイババの寺院で出会った彼のお弟子さんの家に居候した際に薦められたものだ。面白いことに、サイババの寺院に向かうバス停へは、ハウザの学生であったシーア派12イマーム派サイエドのご兄弟の車で向かい、彼がバス代を払ってくれた。最後のインドはスーフィー聖廟巡礼の旅で、黒衣装だった為歩けば元湾岸諸国労働者にアラビア語で話しかけられ、列車駅などで荷物を置いたまま席を立っても盗まれることは無かった。彼らに勧められるがままに聖地に赴いた。日本語のチラシで絶賛されていた南部のアガスティアの葉の館は、アラブ名ばかり何時間も延々と読み上げられ、日本名が全く読み上げられないので、はじめは我慢していたものの、とうとう怒って、止められるのを無視して出て行った。その際、館の主とすれ違ったが、あの時私は日本人です、と名乗っていれば、自分の葉が見つかっただろうか・・・。ともかく、サイババの家の側にあるモスクの導師の師だということで訪れたデオバンドはダール・アル・ウルームの代表も、私が山に篭ってヨガをすることを否定しなかった等、インドのイスラームは他宗教に寛容であった。
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by Emi_Kikuchi_jp | 2016-01-24 21:13 | recommended books
2016年 01月 21日

中東の日の丸

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日本で散見されるアメリカ国旗のデザインの入ったファッションをいつも?と思っていたけれど…

中東で、日の丸を発見!

と早速話しかけたところ、アメリカに住んでいたときに購入したとのこと。
腕には、JPNというスティッカーがありました。
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by Emi_Kikuchi_jp | 2016-01-21 01:37 | daily life  中東の日常