「中東にて」 菊池絵美 in the Middle East  by  Emi Kikuchi

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カテゴリ: Kabbalah カバラ主義( 1 )


2012年 06月 29日

Kabbalah カバラ主義

カバラ主義は何故スーフィズムによく似ているのだろうと長年思ってきたが、たまたま目にした本にこのような記述があり納得した次第であった。



 「カバラは、忠実なる兄弟の地域からイタリアとスペイン・・・にやってきた。・・・アラビア語の文法の上に築かれている。・・・
 スペインのイブヌ・マサッラは、ソロモン・ベン・ガビーロール(アヴィケブロンまたはアヴィンケブロル)の先駆者であった。・・・これらのスーフィーの信条は、「他のどんな哲学体系よりもカバラの発展に影響を与えた」とユダヤの”百科全書”は語っている。・・・アラビア人スーフィーの弟子であったユダヤ人のベン・ガビーロールが、西欧思想に途方も無い影響を与えたことは広く知られている。・・・文法と語の意味についてのアラビア語の研究が、・・・カバラのやり方の基礎になったことは疑う余地はない。アラビア語の文法はヘブライ語の模範であった。最初のヘブライ語の文法書は、ユダヤ人のサアディアー(942年没)によって書かれた。その書は、全ての(ユダヤ中期)初期の書物がそうであるように、アラビア語で「Kitab al-Lugha」という題名のもと、アラビア語で、アラビア語哲学の影響下で(ユダヤの「百科全書」、第六巻、 69項) 書かれた。」 ( 「スーフィー」 イドリース・シャー著 久松重光訳 国書刊行会 参照)


 「スーフィーたち・・・は、・・・成就と力についての秘密の伝承を生み出し、それをアラビア化したユダヤ人に伝承した。ユダヤ人のカバリストは、この教えをその時代のユダヤ的思考に順応させ、アラビア人のカバラは、ユダヤ人のカバラとなり後にはキリスト教徒のカバラとなっていった。・・・ユダヤの「百科全書」では・・・強調されている。「8世紀におけるイスラームの国々でのユダヤの神秘主義は、恐らくその当時のスーフィズムの普及に負っている。」・・・18世紀にポーランドで起こった神秘的な実践的敬虔主義運動であったハシディズムは、単に「カバラの真の継承ばかりではなく、スーフィズムもしくはスーフィズムと同一視されているカバラの一部に依拠しているに違いない」とユダヤの「百科全集」は語っている」 (同著)




 
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by emi_kikuchi_jp | 2012-06-29 05:03 |  Kabbalah カバラ主義