「真のシーア派=
イマーム・アリーの党 は、彼を受け入れ愛すのではなく、彼の生き方に従い彼の思想・精神を実践する人々のことである。アクセプトと愛だけでは真のシーア派ではない。そして、
12イマームの思想・精神を実践しなければ、真に12イマーム派ではない。つまり、
真のイスラーム教徒が極少数の様に、真のシーア派ムスリム、そして真の12イマーム派ムスリムも極めて少数ということである。」 (12イマーム派系スーフィー教団の代表の言葉)
シーア派12イマーム派の特徴;
1.昼とアスルの
礼拝とマグレブと夜の礼拝を一緒に祈る(他派は旅行中のみこう祈る。戦争の際の礼拝を継続させたものと見られるが、5回祈る人々も時々見られる。)
2.一時婚制度がある(契約書なしの口約束のみでも成立するため、-(P509)-のようなことがまかり通ってしまう。一時婚という名の下に、数分の性交渉も成り立ち、回数の制限もないという大変反イスラーム的制度である。「預言者ムハンマドが、一時婚を禁じました。」
シーア派ザイド派シェイフの言葉。12イマーム派は、預言者の認めたものを第2代カリフオマルが禁じたと主張するが、他派が否定するのは言うまでもない。この制度は勿論、シーア派含むイスラーム全派が12イマーム派を批判・否定する一部であり、また、一時婚制度を認めても好まない12イマーム派の信徒が「12イマーム派のイメージを悪くするな」と反発していることでもある。「わたしは一時婚をする人々を忌み嫌う」 ある有名な12イマーム派のマルジャアの家系出身の宗教学者の言葉)
3.スンナ派で非常に尊敬され愛されているある人物が
預言者ムハンマドの
孫の一人を間接的に殺した、と信じている。(シーア派ザイド派始め全スンナ派否定。「有りえない。アウーズ・ビッラーヒ・ミナッシェイターン・ラジーム。」)
4.トルバ(P173。しかし、スンナ派系統のスーフィーのシェイフを持つこの派に属する人々は、トルバを使わないことが多い)
(このような点などを踏まえ、自身が確信したのは、真に
アハルルバイト・”12イマーム”を愛しそして彼らに愛されているのはスンナ派シーア派両派の
イスラーム神秘主義の人々だということである。 )